テクサナスの飼い方

アメリカの小さな種類のザリガニ「テクサナス」の飼育記録

テクサナス水槽のエアレーションについて

 ザリガニはエラで呼吸しています。陸上をたまに歩いたりしますが、肺はありません。

 

 エラで呼吸するということは、水から酸素を得ています。

 では、なぜ陸上を歩けるのか??

 

 それはエラの周りに毛みたいなのが生えていて、そこに水分を蓄えて酸素を得ています。だから、その毛が乾かない限りは陸上で行動できるんです。

 田んぼで良く見るアメリカザリガニは雨が降ると、結構陸上をウロウロしています。繁殖の時期はとくに陸上をウロついてます。

 

 うちのテクサナスに関してはあまり陸上に上がるような素振りはみせません。体の大きさに比べて水深があるからかもしれませんが、見ている限りでは上方向へはあまり好んで移動しないんです。

 ザリガニ飼育に関して、「脱走に注意!」というのを良く言われますが、うちのテクサナスはたぶん脱走しづらい種類のように感じます。

 水面から水槽の縁までの高さをあまり取っていない環境なんですが、うちのやつらは一度も脱走したことがないです。エアレーションのチューブにしがみついているところも見たことがありません。

 

 自然界でも比較的水の中で生活しているのか・・・?

 

 淡水の生物は川によって地域差による習性の違いがあったりするので、同じテクサナスでもストライプ柄がハッキリしているやつと、そうでないやつが居るように、積極的に陸に上がる個体群もいるのかもしれないですが、、、。

 

 ザリガニに関して、

「体が浸かるくらいの水深なら、エラを湿らすことが出来るので、エアレーションしない場合はそのくらいの水深が望ましい」

と聞いたことがあります。

 

逆に水深を深くする場合は、エアレーションを昼夜問わずしたほうが望ましいってことですよね?

 

 うちの水槽も体の大きさに比べて水深があるので、底面フィルターのエアレーションは一応、流量MAXで入れてます。

 

が!

 

 テクサナスの水合わせ時なんですが、他事でバタバタしていて、5日くらいサテライトの中に放置していました。

 サテライトの水流はエアレーションによるものなんですが、サテライトに水が導かれる時に一旦空気中に出るため、エアレーション効果は薄いと言われています。

※そんなことはないかもしれないと最近思います。酸欠は流量の低下だと思われます。

 

 そんなサテライトの中でも5日間平気な顔で居たので、酸欠にも結構耐性があるのかもしれません。

 

※酸欠に強い弱いは別にして、経験上ザリガニ飼育でいちばん重要なのは、水中の酸素溶解量かと思います。酸素は過剰なくらいでちょうど良いかと。

 

 

「サテライト」というのは、コレです。

 

  これ、稚魚や、産卵しそうな魚を隔離する用途で作られてるんですが、生体の水合わせにすごく便利!

 ショップの水を水槽に極力入れたくない人は使えませんが、僕の場合は気にしないので、ショップの水と生体をまずサテライトに入れて、家の水槽の水をこれで徐々に入れて循環させてます。エアレーションの調整弁で水量を調整できるんです。