ザリガニ水槽、理想の濾過。
長らく更新をサボってましたが、ちゃんと飼ってますよ。テクサナス!!
更新はサボってましたが、ザリ熱は下がらないまま現在に至ってます!!
テクサナスは、血が濃くなりすぎないように定期的に色んなブリーダーさんから買って来て、水槽に入れてます。
今はほとんど茶色の個体ばっかりです。60cm水槽に移して20匹位の数をキープしてますよ。
最近はバスキューザに一目惚れして、空いた36cm水槽でいろいろ飼育を試みています。
今回は、いろいろ失敗した結果、ザリガニ水槽の濾過について最近一つの答えが出たように感じるため、久々に更新しています。
ズバリ!
ザリガニ水槽は2層式上部濾過がメンテナンス効率最高説!!
底面濾過はテクサナスのようなドワーフ種は良くても、少し大型のザリになれば、なかなか物理濾過が追いつかない。水カビが発生してしまえば目詰まりを起こしやすい。
外部濾過は酸素添加を別に考えなくてはならないし、すぐ目詰まる。
もちろん、まめに水換えを含むお掃除ができる方なら、なんなら濾過なんていらないんですが、僕の場合はやっぱりめんどくさがりなので、メンテ回数減らしたいんです。
上部濾過、それも湿式乾式の2層式が一番メンテナンス回数を確実に減らせられると思うんです。
うちはこれを
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これに載せて2層式にしてます。
ザリガニなどの甲殻類はアンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩などの生物ろ過を、最も大切にするのがセオリーだと思いますが、ザリガニの食事のだらしなさを見てると、やはりスポンジ等による物理濾過があるとないとでは、大きく違う気がします。
つまり、乾式物理濾過で大きな有機物をこして、下の段の生物ろ過層でアンモニアの毒性を減らすという2段構え。
水槽内の有機物は、多すぎると苔も増えるし、匂いや水カビの原因にもなります。まったくないと生物ろ過のバクテリアの活動も落ちますが、絶対にザリガニ水槽は有機物過多になります。
上部濾過は水中溶解酸素量も稼げて良い!
ザリガニの死因トップの酸欠!
とくに夏場の水温上昇時は水中の酸素量も減って危険です。
水中の酸素は、水温は低いほうが多く、高いほど少なくなります。
逆に言えば、水中溶解酸素は多くて困ることはないんです。
2層上部式は、一旦吸い上げた水が上部層を流れることでより空気に触れ、2段目に落ちる時にも落差があるので、気泡が出ます。
エアレーションによる気泡が水中を通過する時に溶ける酸素量よりも、気泡が水面を揺らした時に、水が空気に触れて溶ける酸素量のほうが多いと聞いたことが有ります。
つまりより水面を揺らしたほうが良いっぽいんです。
上部フィルターの中を見ると分かりますが、上部濾過層内の水面、揺れまくってますよね。さらに2段目に落ちるときと、水槽に戻る時に気泡を発生させるので、溶解酸素量を考えた場合も、2層上部式が良いように思うんです。
テクサナス水槽は上部濾過を適用して、調子はすこぶる良いですし、活性も上がりました。掃除の回数もかなり減らせてます。
気をつけないと行けないのは、水流が強くならないようにすることと、稚ザリの巻き込み防止に、吸入側にスポンジフィルターを付けること。
稚ザリが舞うような水流があると、稚ザリは餌が食べられなくなり、体力も消耗して育たず死んでしまいます。(経験済み・・・(泣))
ちなみにうちは、吸水側排水側ともに荒目のスポンジフィルターを付けてます。
上部フィルターの濾過スポンジがあっという間に茶色くなる様をみると、ザリガニの水の汚し方がハンパない事を実感しますよ。
物理濾過がメンテナンスを軽くするポイントです!
あっ!
上部式、音はうるさくなりますよ。水が空気に触れるのでジョボジョボ言います。
テクサナス水槽のエアレーションについて
ザリガニはエラで呼吸しています。陸上をたまに歩いたりしますが、肺はありません。
エラで呼吸するということは、水から酸素を得ています。
では、なぜ陸上を歩けるのか??
それはエラの周りに毛みたいなのが生えていて、そこに水分を蓄えて酸素を得ています。だから、その毛が乾かない限りは陸上で行動できるんです。
田んぼで良く見るアメリカザリガニは雨が降ると、結構陸上をウロウロしています。繁殖の時期はとくに陸上をウロついてます。
うちのテクサナスに関してはあまり陸上に上がるような素振りはみせません。体の大きさに比べて水深があるからかもしれませんが、見ている限りでは上方向へはあまり好んで移動しないんです。
ザリガニ飼育に関して、「脱走に注意!」というのを良く言われますが、うちのテクサナスはたぶん脱走しづらい種類のように感じます。
水面から水槽の縁までの高さをあまり取っていない環境なんですが、うちのやつらは一度も脱走したことがないです。エアレーションのチューブにしがみついているところも見たことがありません。
自然界でも比較的水の中で生活しているのか・・・?
淡水の生物は川によって地域差による習性の違いがあったりするので、同じテクサナスでもストライプ柄がハッキリしているやつと、そうでないやつが居るように、積極的に陸に上がる個体群もいるのかもしれないですが、、、。
ザリガニに関して、
「体が浸かるくらいの水深なら、エラを湿らすことが出来るので、エアレーションしない場合はそのくらいの水深が望ましい」
と聞いたことがあります。
逆に水深を深くする場合は、エアレーションを昼夜問わずしたほうが望ましいってことですよね?
うちの水槽も体の大きさに比べて水深があるので、底面フィルターのエアレーションは一応、流量MAXで入れてます。
が!
テクサナスの水合わせ時なんですが、他事でバタバタしていて、5日くらいサテライトの中に放置していました。
サテライトの水流はエアレーションによるものなんですが、サテライトに水が導かれる時に一旦空気中に出るため、エアレーション効果は薄いと言われています。
※そんなことはないかもしれないと最近思います。酸欠は流量の低下だと思われます。
そんなサテライトの中でも5日間平気な顔で居たので、酸欠にも結構耐性があるのかもしれません。
※酸欠に強い弱いは別にして、経験上ザリガニ飼育でいちばん重要なのは、水中の酸素溶解量かと思います。酸素は過剰なくらいでちょうど良いかと。
「サテライト」というのは、コレです。
これ、稚魚や、産卵しそうな魚を隔離する用途で作られてるんですが、生体の水合わせにすごく便利!
ショップの水を水槽に極力入れたくない人は使えませんが、僕の場合は気にしないので、ショップの水と生体をまずサテライトに入れて、家の水槽の水をこれで徐々に入れて循環させてます。エアレーションの調整弁で水量を調整できるんです。
テクサナス繁殖
我が家のテクサナス水槽。すでに4か月ほど経過しおります。
実はその間、何度かの産卵、孵化があって数も増殖中!!
つまり更新をかなりサボっていたんです・・・・。
さて、思っていた通りザリガニなので繁殖は簡単。
難易度的にはミナミヌマエビ程度。つまり水の濾過がある程度されていて、餌さえ与えていれば増えるってことです。
先日、やっと撮影に成功した例のアレをば。
これ最初は喧嘩して共食いしているとあせったんですが、どうも交尾のようです。
オスが上で下のメスが仰向けになってます。オスは攻撃されないようにメスのハサミを固定しています。ふと水槽をみるとすでにこのマウントポジションだったため、どういう経緯でコトに至ったのかは分かりません。
飼育の先輩たちの情報によると、
「メスの尻ビレ辺りにセメント腺と呼ばれる白っぽい斑点や筋が現れると繁殖の準備が整っている記し」
だそうですが、テクサナスが小さくてあまり分からないのか、僕の目が節穴なのか、セメント線に気づくことはなかった。もしかしたらセメント腺が出てないのにオスがたまらずマウントしたのか??
たぶん僕の目が節穴です。
この2匹は3.5cmはどで、まだ若い生体だと思われます。
生後どのくらいで繁殖が可能なのかは不明ですが、見ている感じと個人的な感覚では生後2~3か月くらいから可能になるんではないでしょうか??
テクサナス水槽の濾過
テクサナスを飼い始めた当初は投げ込み式の水作エイトを使用してました。
このたび底面ろ過に切り替えてみました。
こんな感じに。
理由は単純で、スペースが広がった分、隠れ家を増やせる!
36cm水槽という狭いスペースで飼育しているため、水作エイトがなくなるだけでかなり広くなります。その分、隠れ家も増やせるし見た目も良くなるし。
濾過能力についてはソイル全体がフィルターになるので上がったのかな?
まぁザリガニなのでそれほど濾過能力は気にしてません。
かなり餌を食い散らかすので、掃除役にレッドチェリーシュリンプも10匹追加し、ガラス面も苔むしてきたので石巻貝を3匹入れてます。
底面にして1週間ほど経過してますが、水作エイトの時は時折していた臭いも無くなり、水の状態はいいみたい。
臭いについてはレッドチェリーの残飯処理もいい感じに効いているのかもしれません。
スペースが広くなった分、100均の消臭用竹炭を大量に投入しました。
一応、竹炭は水槽投入前に適度な大きさに切って鍋で10分ほど煮込みました。
煮込むうちに空気が抜けてすぐ沈むようになるし、煮汁が黄色っぽくなったので多少、あくも抜けたのかもしれません。
水槽の底には隠れ家がたくさんありますが、上部はスカスカなので、もう少し上へ立体的に流木などの構造物を入れた方が良いのかどうか悩んでます。なんせ水槽が小さいのでスペースを有効活用したい。
テクサナスの雌雄判別
「ランチュウベビーゴールド」を食うことが分かったので、メインの餌はとりあえずコレでいけそう。たまに「冷凍赤虫」をあげて様子を見ている。
これはメスと思われる個体。ちゃんと食ってます。
しかしザリガニの食事は効率が悪い。噛みちぎっては半分くらい撒き散らしている。もう少しお行儀よく食べれないものなのか?
少しほっそりしたスマートな体型はオスっぽいやつが2匹いるが、こいつらは日々水槽内をウロウロと動き回っては鉢合わせしては喧嘩してる。
全体にずんぐりした体型の2匹は色も青っぽいままでメスっぽい。メスっぽい2匹は土管の中に入ったままあまり動かずじっとしている。
うちの水槽だけの行動なのかどうなのか、、、。雌雄で行動が違うような気がする。
テクサナスの餌
生物を飼育するにあたり、その餌は必然です。
テクサナスは何を食うのか??
幼い頃のアメリカザリガニ飼育では、煮干や、金魚の餌などを与えていたようにおもうが、テクサナスも同じなのか??
とりあえず手持ちのビーシュリンプ用の餌を与えてみる。
興味を示すがまったく食う様子はない。
そこで近所のペットショップにてその名も「ザリガニのえさ」というのを購入して与えてみる。
これ。
う〜ん。さっきの秘伝の餌よりは食おうとしている感じはあるが、やっぱりすぐに手放してしまう。
まだ環境になれてないのか??
とりあえず冷凍赤虫買ってこようか・・。でも冷凍赤虫面倒くさいのでなんとか固形餌で飼育できないだろうか。
手当たり次第手元にあるいろんな餌を与えてみようと思う。ほとんど実験になってきた。
ひかりクレスト コリドラス
反応するもほとんど食べない。
次!
いつもお世話になってるチャームさんでキャンペーンやってるみたいだけど、これも食わない。
次!
食ってるのかもしれないが見えない。多分食ってない様子。
えぇい、次!
みんな大好きテトラミン。食わない。
まだだ、まだおわらんよ。次!
あ!
やっぱり食うのね。それもムシャムシャと。
冷凍赤虫しか食わないのか・・・。そんなデリケート??
ネットでいろいろ検索してみると、みなさんのテクサナスはわりとなんでも食ってるみたいなんですけど・・・。なぜうちのは好き嫌いが多いのか!?
餌関連で検索を続けていると、なにやらザリガニを青くする餌というものが存在するらしい。本当かどうかはよくわからないが、とにかく「スピルリナ」というものがザリガニを青くするみたい。※スピルリナは赤くなります。
それでうちのやつらもやってきと時は青かったのか??
あっ!!
うちのやつらもショップで飼育されていた時は青くなる餌を食っていたのかも!!
これが代表格?成分表みたらたしかに「スピルリナ」とある。スピルリナは色揚げ剤てきな働きなのかもね。
また近所のペットショップに走り、購入しさっそく与えてみた。
こ、こいつ食うぞ!
たぶん生まれた時からこればっかり食ってきたんだろう。
※多分違うと最近思う。ベビーゴールドが一番匂いが強いからだと思われる。
とりあえず、このランチュウベビーゴールドをメインに、たまのご馳走に冷凍赤虫を与えて育ててみることにしようと思う。
※その後色揚げについてご指摘をいただき、よく調べたところ、スピルリナは赤色の色揚げにみたいです。